年に一度のMRI
毎年頭のMRIを撮っている。10年前に手術した下垂体腫瘍が全部取れなかったためである。腫瘍が頭の中にある内頸動脈を圧迫しているので、動脈に張り付いている部分はあえて残したといわれた。それであなたの寿命と腫瘍が大きくなるのとどちらが早いかと言われたのだが、過去十年間全く変化がなかったので、「今年変化がなかったら今後は二年に一度でいいでしょう」ということになっていた。
9月にMRIを撮ったが、初めて変化が表れ「去年より大きくなっているので又来年撮りましょう」と言われた。しかしあと10年は大丈夫だそうである。つまり10年ぐらいは治療する必要がないと言うことらしい。これで寿命と腫瘍の成長とどっちが早いかという言葉が現実味を帯びてきたことになる。といっても、良性腫瘍だから命に別状はない。
しかし手術はもう御免である。山人の場合は、朝7時半に出発して午後3時に観察室に戻ってきたから7時間ぐらいかかった。下垂体腫瘍の手術としては長く、脳腫瘍としては短い方だと思う。友達になった I さんは良性腫瘍だったが、8時に出発して夜の12時過ぎに帰ってきた。
(手術はまず腰から脊髄に針を入れて、空気を送り込み、その空気が髄液の中をぶくぶくと下垂体まで上がっていき、髄膜を持ち上げていた腫瘍が空気で髄膜と離れたことが確認出来てから、手術がスタート。まず上唇をまくり上げ、歯茎との付け根を12cmぐらいをざくりと切って、鼻を切り離し、鼻の奥の粘膜をはがして、(腫瘍を取った後で又貼り付ける)ガードしている骨に穴を開ける(これも後で何かでうめる)。そこまでを耳鼻科が担当して脳外科にバトンタッチ、骨の奥にあるトルコ鞍に穴を開け、腫瘍を削り取ると言う手術。また術後が大変、麻酔が取れてきた午後4時頃から顔面が破裂するような激痛が始まり痛み止めを2回使って、やっと激痛が治まったのが翌日の午前4時だった)
今後の治療はガンマーナイフを使うかどうかであろう。術後もガンマーナイフを使うと言われたが、片目失明の可能性が5%位有ると言われたのでこれは断った経緯がある。10年後の放射線治療の精度はさらに上がるから今度は受けても大丈夫だと思う。今まで成長しなかったのがミステリーであって、これで正常になったと言うことだろう。山人の闘病に終わりはないようである。
すかんぽ? 当地では子供の時「すいかんぼ」と言っていました。茎をかじったり茎の中にある筋で斬り合いをして遊びました。
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